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スウェーデン語

言語の説明

スウェーデン語はスカンディナヴィアの東側に位置するスウェーデン王国と隣国フィンランドの公用語として使われており、話者人口が約1000万人 (うち9割がスウェーデン国内) と北欧のゲルマン系の言語の中で最も多く、学習人口も比較的多い言語です。日本でもTVや書籍でおなじみのムーミンの物語もオリジナルは原作者の母語であるスウェーデン語です。

スウェーデン語はAからZのアルファベット26文字に加えてÄ, Ö, Å (ä, ö, å) の3文字を使います。文法的には英語と似ている点もありますが、名詞の性別や冠詞の種類、語順など異なる点もあります。音声面ではノルウェー語に近く、強弱アクセントに加えてトーネムと呼ばれる2種類の高低アクセントがあり、何気ない会話も歌っているように聞こえます。

言語を取り巻く環境

スウェーデンでは2009年に新しく言語法が制定され、スウェーデン語がスウェーデンの公用語として法的に定められました。これにより、安全に関する文書や製品情報を必ずスウェーデン語で記述することが法的に義務付けられました。また、フィンランドに出荷する製品にはフィンランド語とスウェーデン語と両方の製品情報を添付します。

歴史的にも文化水準が高いスウェーデンは、IKEAやH&Mに代表されるデザインやファッションの分野だけでなく、ノーベル賞に象徴されるように科学・工業分野でも進んでおり、これまでに自動車、航空機、建機、通信機器などの分野で世界的な企業が生まれています。また、近年ではICTや医薬品の分野でもスウェーデンの高い技術力が期待されています。今後も様々な分野でスウェーデンとの交流が深まれば、スウェーデン語と接する場面や翻訳の需要もさらに高まることが見込まれます。