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ロシア語

言語の説明

ロシア語は旧ソ連圏内を中心に約1億6千7百万人に第一言語として話されています。第2言語としての話者人口を含めるとその数は2億7千7百万人にものぼり、世界各地にロシア語話者のコミュニティーがあります。ロシア系移民の多いイスラエル、ドイツ、カナダ、アメリカでも話されています。ロシア語はロシア連邦の公用語であるだけでなく、6つの国連の公用語のうちの1つです。

ロシア語はインド・ヨーロッパ語族のスラヴ語派東スラヴ語群に属しています。表記にはキリル文字を用います。
ロシア語は、名詞の性、格変化、動詞の人称による語形変化、格変化が多く、難解であることや、その特徴的な発音から、堅苦しげな言語とイメージされる方も多いでしょう。しかし、たとえば指小形(愛称形)は接尾辞を主に名詞に付けることで愛情のニュアンスを付加することができるように、感情表現の豊かな言語といえます。

言語を取り巻く環境

ロシア語はロシア連邦だけでなく、旧ソ連圏でも未だに多く話されており、影響力のある言語です。その理由の一つに、多民族が混住する旧ソ連圏の中央アジアやコーカサスでは、それぞれの民族の言語だけでなく共通語としてのロシア語が、住民間でのコミュニケーションツールとして用いられていることが挙げられます。

ロシアと独立国家共同体(CIS)は標準規格として、GOST規格(ロシアのみに限定する場合はGOST-R規格と呼びます)を用いています。GOST規格がカバーする範囲は広く、食品・化粧品から鉄道車両に及びます。ロシアとCISに製品を輸出するためには、このGOST規格に適合し、適合証明を得るために認証機関に申請をする必要があります。申請に必要な書類にはロシア語翻訳が必要です。