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アラビア語

言語の説明

アラビア語は世界で3番目に多くの国と地域で使用されている言語で、ネイティブスピーカーの人口は約2億3500万人に上ります。アラビア半島とその周辺、サハラ砂漠以北のアフリカ北部地域を中心に27の国や地域で公用語として使用されており、国連の公用語としても採用されている、国際的な性格を持つ言語です。アラビア語は、書き言葉や改まった場面での話し言葉として使われるアラビア語圏共通の「フスハー」と、各地で話される多様な方言「アーンミイヤ」に大別されます。書き言葉が日常の会話で使われることはほとんどなく、読み書きや演説、報道番組での使用に限定されます。アラビア文字は28文字の基本文字を使用し、手書きでも活字でも右から左に向かって横書きします。

言語を取り巻く環境

アラビア語は1973年に6つめの国連の公用語として採用され、現在では世界中でおよそ15億人のアラビア語話者がいると言われています。日本政府観光局(JNTO)は、中東湾岸諸国を中心としたアラビア語圏を今後の有望な訪日旅行市場の一つと捉えており、2011年にはアラビア語圏に向けて観光情報を発信するためにアラビア語のWebサイトを開設しています。これに先立って2010年には日本の成田空港に湾岸諸国の航空会社3社(エミレーツ航空、カタール航空、エティハド航空)が就航しており、日本と中東諸国との距離が確実に近くなっています。

これらの地域とのビジネスの機会も徐々に増えており、アラブ首長国連邦には270社以上、サウジアラビアには90社以上の日本企業が進出しています。このように観光産業やアラビア語圏の企業と日本企業の相互進出に伴って、アラビア語の翻訳機会が生まれてきます。