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チェコ語

言語の説明

チェコ語は言語学的にはインド・ヨーロッパ語族スラヴ語派、西スラヴ語群に属する言語で、ロシア語を始めとするスラヴ語と多くの共通点を持ちます。昔から別言語として扱われていながら、隣国スロヴァキア共和国で使われるスロヴァキア語とは非常に近いと言われており、理解度に差はあるものの意思疎通が可能とされています。EU(欧州連合)の公用語のひとつでもあります。

チェコ語の母語話者は1,200万人といわれ、そのほとんどがチェコ共和国内のチェコ人です。チェコ国外では周辺国やアメリカ、カナダ等の移民によって話されています。他のスラヴ語にはない独特の音韻も存在し、習得が非常に困難な言語とされています。

言語を取り巻く環境

チェコの輸出の主力品目は、自動車関連と電気電子関連の2大分野です。第二次世界大戦前から工業国として知られ、産業基盤が整っていたこともあり、また地理的要因や安定した経済などからビジネス拠点としての高い優位性を持っています。現在は西欧向けの製造、輸出拠点として発展しており、日系メーカーの進出数が東欧の中では最も多い国となっています。

ただチェコは小国であるため、大規模な生産拠点としては用地と労働力が不足する傾向があります。高い技術を持った人材を活かし、今後はサービスや研究開発、情報技術、デザインなどの高付加価値業種に力を入れ、従来の労働集約型産業から知識集約型産業へと移行していく方針のようです。

チェコ語を公用語としている国は少ないですが、習得困難な複雑な言語であることから翻訳ができるひとが限られることもあり、自動車関連はもちろん、その他製造業についても翻訳需要が高いと言えるでしょう。