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ドイツ語

言語の説明

ドイツ語は、第1言語または第2言語として世界で約1億2800万人に話されています。特にEUの関連機関では、ドイツ語は英語に次いで、またフランス語と並んで使用される機会が多く、重要な言語の一つと考えられています。ドイツ語を公用語としている国は、ドイツ、オーストリア、スイス、ルクセンブルグ、リヒテンシュタインの5カ国です。ドイツ語には地域により様々な方言が存在しますが、標準的なドイツ語の発音はハノーファー都市部の言葉に近いとされています。また、書き言葉はテューリンゲン地方の方言を基礎にしていると言われています。

オーストリアで話されているドイツ語には、標準語とは異なる独特の発音と言い回しがあります。また、スイスで話されているドイツ語は、ドイツやオーストリアのドイツ語とは発音や語彙が大きく異なり、両国のドイツ語話者でも理解できないほどの相違があります。同様にスイスのドイツ語話者も別の地域の言語を容易には理解できません。

これらの国以外にも、公用語ではありませんが、イタリアの南チロル地方、フランスのアルザス地域、ロレーヌ地域、東ヨーロッパ一帯などでドイツ語が使用されています。

言語を取り巻く環境

ドイツ語圏は自動車、機械、化学、医学などの技術系産業が発達しています。そのため、翻訳の需要も技術系の産業翻訳が中心となります。具体的には、取扱説明書、設計技術書、医学専門書などの翻訳です。また、ドイツは法律分野や環境規制に関して先進的な国であり、法律文書、規制文書の翻訳需要が多い点が特徴的です。さらに、ドイツでは世界規模の見本市が年間150以上開催されており、各国から業界関係者やバイヤーが商談や契約をしに訪れます。こうした場面でドイツ語圏の企業とのビジネスチャンスを掴むには、ドイツ語による商品やサービス紹介が効果的でしょう。

現在の日本でのドイツ語翻訳の需要は、ドイツ語から日本語、日本語からドイツ語への翻訳だけではありません。同じゲルマン語族である英語からドイツ語、ドイツ語から英語への翻訳もあります。このような場合は、より原文に近いニュアンスを保ちながら目的の言語に翻訳いたします。