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スペイン語(北米)

言語の説明

北米、なかでもアメリカ合衆国南西部には多くのスペイン語話者が居住しています。特にカリフォルニア州やテキサス州に暮らすメキシコ系住民は「チカーノ」と呼ばれ、他の民族と異なる独自の文化圏を形成するまでに至っています。

過去数十年において、中南米からアメリカ合衆国に移住するヒスパニック系の人口は増え続けています。2050年までにはアメリカ合衆国の人口の30%がヒスパニック系になると予測されており、今後ますますスペイン語の需要が高まると考えられます。

アメリカ大陸で使用されているスペイン語は英語や中南米の言語に影響を受けており、スペインのスペイン語とは単語や文法に様々な違いがあります。たとえば、コンピュータを表す"ordenador"という言葉はアメリカ大陸ではあまり使われず、かわりに"computador(a)"という言葉が広く使われています。そのため、現地のユーザーに向けて翻訳をする際は細かな表現の違いにも気を配る必要があります。

言語を取り巻く環境

現在、アメリカ国内のスペイン語の需要と相乗効果を発揮する存在がメキシコです。スペイン語を公用語とする国の中で、とりわけメキシコには日本企業が多数進出しています。2005年の日墨経済連携協定(EPA)の発効以降その数は上昇傾向にあり、現在では700社近くに上ります。

メキシコは、巨大な北米市場(アメリカおよびカナダ)と近いため、北米市場向けの海外直接投資先として日本の製造業界をはじめとする各方面から注目されてきました。このような背景から、スペイン語圏に進出しているお客様から、現地スタッフに向けた研修資料や品質管理に関する文書など各種社内文書の翻訳をご依頼いただく機会が増えています。ホンヤク出版社は大手バイクメーカー様や自動車メーカー様など、スペイン語圏に輸出する製品の取扱説明書や整備解説書の翻訳実績も豊富です。