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ポーランド語

言語の説明

ポーランド語は、ポーランドで公用語として使用されています。その他に、チェコ、ウクライナ、ベルラーシの一部の地域でも話されています。ポーランド語の話者数は、ポーランド国内で約3800万人、国外で1000万人程度といわれています。ポーランド語はスラブ語系の言語で、隣国のチェコ語・スロヴァキア語とは文法と音体系が似ています。文字はラテン文字を元にした32文字を使用し、一部ポーランド語特有の読み方をします。ポーランド語はロシア語と同じスラブ語族に属していますが、ロシア語は書き言葉にキリル文字を使用する点でポーランド語と大きく異なります。両言語の話者は、勉強なしでは容易に互いの言語を理解することはできません。ポーランド語は動詞から固有名詞までほとんどの単語が語形変化をし、その変化の規則も多く、更には規則の例外も多いのが特徴です。こうした点から習得が難しい言語の一つと言われています。

言語を取り巻く環境

2004年にEUに加盟して以来、ポーランドは急速な経済成長を遂げ、「EUの優等生」と呼ばれています。その成長を支えたのが航空産業で、ポーランド南東部には約100社の航空関連企業が集まる工業団地があります。航空機の他には、自動車、機械部品、鉄鋼、化学製品、食品、繊維などの工業が主な産業となっています。日本企業も自動車や家電関連の製造業を始めとした約200社がポーランドへ進出しています。従ってポーランド語への翻訳、ポーランド語からの翻訳が必要になるものには、航空機、自動車、機械などの取扱説明書、整備解説書、仕様書などが挙げられます。これだけでなく、ビジネス関連文書や法律文書などを含む幅広い分野の翻訳が、難解な言語といわれるポーランド語の壁を越える手助けとなります。