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ペルシャ語

言語の説明

ペルシャ語は、イラン、アフガニスタン、タジキスタンの公用語です。またイラク、オマーン、カタール、アラブ首長国連邦、ウズベキスタン、トルクメニスタンなどでも話されており、欧州諸国でもペルシャ語を母語とする移民社会が形成されています。ネイティブスピーカーは4,600万人を超えると言われています。

文字はアラビア文字を基本としていますが、幾つかの音はアラビア語にないため、元の文字に線や点を書き加えて表現しています。ただし、タジキスタンやウズベキスタンなどの旧ソビエト連邦内のペルシャ語はキリル文字で表記されます。ペルシャ語は他の言語からの借用語が多く、特にイスラム教の公用語であるアラビア語の影響を受けて、多くのアラビア語の語彙が取り入れられています。

言語を取り巻く環境

2010年に日本の成田空港に湾岸諸国の航空会社3社(エミレーツ航空、カタール航空、エティハド航空)が就航しており、日本と中東諸国との距離が確実に近くなってきています。またペルシャ語圏の人々の日本や日本文化への関心は高く、例えばイランにあるテヘラン大学外国語学部には1994年以来日本語・日本文学科が設置されており、一般社会人向けの日本語講座も開講されています。日本の大学は年間200人以上のイラン人留学生を受け入れ、両国の大学間、大学院間での交流が浸透しています。こうした背景から、ビジネスの場でも学術的側面でもペルシャ語を運用する機会は少なくありません。