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ポルトガル語(ブラジル)

言語の説明

ポルトガル語は、フランス語、スペイン語、イタリア語と同じインド・ヨーロッパ語族のロマンス語派に属す言語です。

ポルトガル語はポルトガルの他に、南米のブラジル、アフリカのアンゴラ、モザンビーク、カーボベルデ、ギニアビサウ、サントメ・プリンシペ、赤道ギニア、アジアの東ティモール、マカオといった旧ポルトガル植民地でも公用語となっています。話者人口は約2億5千万人で、そのうちの約2億人がブラジル人です。

ポルトガル語と言っても、ポルトガルで使われているものとブラジルで使われているものでは発音、綴り、文法、表現などといった面で異なる部分が多くあります。
しかし、綴りにいたっては、2008年にポルトガル議会で新正書法が可決され、ポルトガル・ポルトガル語の表記法をブラジル・ポルトガル語の表記法に統一する動きが進められています。

言語を取り巻く環境

ブラジルと日本は歴史的に見て非常に関係が深く、現在ブラジルには150万人以上の日系人が、日本には20万人近くのブラジル人が生活しています。

日本で働く外国人労働者の中で、ブラジル人の割合は中国人の次に高く、地域によっては大きなコミュニティを形成しているため、日本国内でもポルトガル語が必要な場面があります。そのような地域では、ブラジル人を雇用している会社の研修資料や社内規定など各種社内文書はもちろん、地方自治体や教育機関から発行される文書のポルトガル語版の作成、公共施設の標識などのポルトガル語併記が必要となります。

一方、海外でのポルトガル語の需要はというと、ポルトガル語話者の最も多いブラジルで需要が高いといえます。ブラジルは、BRICsの一角として高い経済成長が期待されています。また、2014年にFIFAワールドカップサッカーが開催されたことから、鉄道、物流、エネルギー、通信などのインフラ整備が推し進められ、日本企業も多く貢献しています。
このような背景から、ポルトガル語は国内外で今後ますます需要の高まる言語と言えるでしょう。