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ウズベク語

言語の説明

ウズベク語は、ウズベキスタンの公用語です。ウズベク語の話者の大半は、ウズベキスタンに居住しています。タジキスタンに120万人、キルギスに55万人、カザフスタンに33万人、トルクメニスタンに31万人の話者が居住し、アフガニスタン北部、中国の新疆ウイグル自治区にもウズベク語話者が存在します。

言語学的には、アルタイ諸語であるテュルク諸語の南東語群に分類されます。トルコ語やカザフ語など他のテュルク諸語と同様に、文法構造や語順は日本語とよく似ています。語彙にはロシア語、アラビア語、ペルシャ語からの借用語が多く、タシケント、サマルカンド、ブハラなどの都市の諸方言はペルシャ語の影響を強く受けています。表記は、以前はキリル文字を用いていましたが、1995年の国家言語法によりローマ字で表記するように改められました。

言語を取り巻く環境

ウズベキスタンは天然ガスや金などの地下資源が豊富であり、主要輸出品目は金・石油・ガス・石油製品です。資源輸出に牽引される形で、数年来高い経済成長を維持しており、2050年までに急速な成長を遂げる国の一つとして予測されています。今後も高い経済成長を維持していくためには、ビジネス・投資環境の整備や、農業の近代化、経済インフラの更新等が必要とされています。現地の法整備や規制の面で、海外企業の進出は遅々としていますが、政府は海外投資を呼び込むことに積極的であり、今後の改善が期待されます。また、綿花も主要な生産品の一つで、世界4位の生産量と、輸出量はアメリカに次ぐ世界2位の規模を誇っています。

ウズベキスタンは中央アジア最大の人口を擁することも見逃せない点でしょう。2015年時点で3000万弱の人口を抱え、平均年齢は26歳という若年層が多い国です。彼らの購買力から、市場としてのポテンシャルも秘めています。