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インドネシア語

言語の説明

インドネシア語(Bahasa Indonesia)は言語学的にマレー語と呼ばれる言語の一種です。マレー語はオーストロネシア語族・西オーストロネシア語派に属する言語で、インドネシア語以外には、マレーシアの国語であるマレーシア語(Bahasa Malaysia)、シンガポールとブルネイの公用語であるマレー語(Bahasa Melayu)等文法・語彙に共通点のある30以上の言語を含みます。マレー語は、古くから東南アジアの島嶼部の広範囲で交易をする際の域内共通語として使われてきました。そして、そこから派生したインドネシア語(Bahasa Indonesia)は2億3千万もの世界で4番目に人口の多い国、インドネシアの公用語となっています。他にも、インドネシア語は東ティモールで実用語として採用されています。

言語を取り巻く環境

インドネシア語を公用語とするインドネシアは、2013年に国際協力銀行(JBIC)が発表した日系企業製造業の有望投資国調査で中国を抜いて1位となりました。インドネシアは鉱物資源、森林資源、農産物、水産物が豊かであることから輸出入相手国として関係を築いてきました。また、他のASEAN諸国同様、主に自動車や電気・電子産業などの生産拠点として投資がされてきましたが、近年は、そういった生産拠点としての進出先としてのみならず、経済発展による所得の上昇、生産年齢人口の増加により消費市場の成長が見込まれることから、サービス産業、卸売業、小売業等の消費関連の業種の進出が増えてきています。インドネシアで英語が全く通じないということはありませんが、多民族国家であるため、多くの人にとっては公用語のインドネシア語と、ジャワ語、スンダ語、バリ語などといったそれぞれの民族語が第一言語であり、英語は第二言語もしくは第三言語となります。そのため、ビジネスの場面で円滑なコミュニケーションを図るには、資料等は公用語のインドネシア語に翻訳されることをおすすめします。