Webを簡単に多言語化する方法
自社の製品・サービス情報をWebで全世界に発信したい、でも翻訳は自社や現地支社でもできるという場合、Web制作会社に依頼しなくても、多言語化が自社内でスムーズに行える方法があります。
「Webページの制作スキルがないのにそんなことできるの?」
はい、弊社の技術でWebサイトを構築すれば、Excelに訳文を入れるだけで、瞬時に多言語化できてしまうのです。
課題
翻訳して多言語のWebページを作成するには、翻訳のスキルとWebページの制作スキルが必要となりますが、通常であれば翻訳会社に翻訳を依頼し、Web制作会社に多言語化してもらうことになるかと思います。
しかしグローバルに製品・サービスを提供する企業では、自社内あるいは現地の支社やスタッフが翻訳できる場合もあるでしょう。
現地で翻訳できるのに、わざわざ日本の翻訳会社に発注して、さらに多言語版Webページを制作する場合はWeb制作会社に発注することになると思います。
翻訳からWebページの制作まで一貫して引き受ける翻訳会社あるいはWeb制作会社もありますが、外注業者に発注する煩わしさに変わりはありません。
また国内に翻訳できるスタッフがいる場合でも、できるのは翻訳までで、Webページの多言語化はWeb制作会社にお願いすることになることが多いと思います。
しかし、自社の製品・サービスをよくわかっていて、現地の言葉・文化にも詳しいスタッフが翻訳すれば、より的確な内容を、外注業者に頼らずに多言語化することができます。
外注業者に頼らないということは、ちょっとした修正があっても、いちいち外注業者に発注する手間がかからず、すばやく対応できることにもなります。
とはいえ、翻訳はできてもWebページの制作スキルがないと、その部分は結局外注業者に依頼することになり、その手間が煩わしく、素早い対応ができなくなります。
解決策
実際弊社では、多言語化は現地スタッフに依頼したいが、翻訳はできるもののWebページの多言語化まで現地でやることは難しいので、何か簡単な方法で多言語化できないかと悩まれているお客様がいらっしゃいました。
CMSでWebサイトを構築することによって多言語化を現地スタッフにやってもらうという方法もあるでしょう。しかし元々CMSで構築していないWebサイトをCMSに移行するにはお金がかかりますし、現地スタッフにはCMSの編集知識・教育も必要になります。
またCAT(Computer Assisted Translation:コンピューター支援翻訳)ツールを使えば、Webページの制作スキルがなくても多言語化できますが、そもそもCATツールを導入すること自体が大変です。
CMSやCATツール使わなくても、誰でも簡単にWebサイトを多言語化できないか。実は、Webページにある仕掛けをすることによって、Webページの制作スキルがなくても多言語化できる方法があります。
そうした仕掛けは特別なものではなく、しかも一度仕掛けておけば、何か国語でも容易に作ることが可能です。弊社ではさらに「誰でも簡単に」できることを重視し、Excelに訳文を入れれば、ボタンひとつで多言語化できるようにしました。
具体的にはExcelにWebページの原文を入れておき、隣の列に訳文を入れてもらいます。そしてボタンを押すと多言語のページが自動的にできあがるというものです。
Excelに訳文を入れるだけなら、翻訳さえできればそれ以外のスキルはいらず、現地のスタッフへの教育コストも少なくて済みます。Excelという身近なツールを使うことが心理的負担を減らすことにもつながります。
まとめ
翻訳さえできれば、CMSやCATツールを使わなくても、自社内で誰でも簡単にWebサイトを多言語化できる仕組みが弊社にはあります。是非この技術を活用して、御社の製品・サービス情報をWebで全世界に発信してみてはいかがでしょうか。
(2019年7月1日)
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